東工大化学の正誤問題が良質すぎる件[大学受験]
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画像は東京大学、東京工業大学公式HPより
国立大学2次試験まで
▼無機化学は覚えることが多すぎて差がつきやすいテーマであることを認識する
化学に限らずですが、暗記問題は覚えているかどうかなので差がつきやすいです。特に早稲田大学理工学部を例に話すと、大問1番の暗記問題を即答できないとそのほかの問題に割く時間がなくなってしまいます。
東京大学は理科2科目で150分、早稲田大学と慶應義塾大学は物理と化学や生物2科目で120分になっており大門1つにかけられる時間は早慶をみると見直しを含めたら20分未満です。
着実な知識をつけた状態で挑めば、覚えているかどうかの問題を最小限の時間で終わらせられ見直しの時間が増えますし、化学が易化物理が難化の年であれば物理の問題に時間を割いたりと戦略を変える余裕も生まれます。
3大学を例にしましたが、普段の模試や他の大学でも暗記問題はそのようにして認識するべきだと思います。
▼東工大化学の特徴や解くメリット
0.私が東工大化学20ヵ年を激おすすめする人は
①理論化学や構造決定はある程度終わっており、無機化学の復習を効率よくしたい人
②東京科学大学の受験を少しでも考えている人
③難関大学の受験生かつ、他大学の良質な過去問を探している人
1つでも当てはまっていればかなりお勧めできます。理由は次の2点です。
1. 着実な理解が無いと正解出来ないように作問されている
東京工業大学の正誤問題は、「つぎの記述のうち正しいものを1つまたは2つ選べ」という共通テストの正誤問題に似た出題のされ方をします。
選択肢中の言葉も記号化されている上、条件からその記号がなんの元素/化合物なのかを推定する問題も過去問にあり着実な知識を求められます。
2. タイパがよく難易度が丁度良い
※タイパはタイムパフォーマンスの略
難易度が化学の新演習程度の参考書をやった受験生なら、ここ数年の東京工業大学の化学は優しめです。全体的に解きやすい上に内容がてんこ盛りなのでタイパが良いと思います。(簡単というわけでもない)
まだ応用問題を全体的に参考書で消化し切れていない受験生は、無機化学(赤本のタイトルではおそらく無機物質と表記)だけでも解くと復習の効果が最大限得られます。
• プロ講師の解説を読みたいなら青本
• 年数をこなしたいなら赤本
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[関連記事] 化学偏差値70への道
▼東工大の化学20ヵ年の注意点
無機化学は要点を押さえた覚え方(酸化還元の式であれば酸化剤と還元剤だけ覚えるなど)をしないとかなり時間を取られます。闇雲に解かず、あくまでも復習材料として使いましょう。
この記事を参考にしている方々は医学部や最難関大の理系学部を受ける方だと思いますから、期間を数ヶ月単位で分散して定期的に復習しそれ以外の時間は英語数学に割きましょう。
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学校、学部によって試験時間も異なりどの段階の処理能力が試されているのかは異なると思いますが、総じて難関大学の問題は公式を覚えただけでは解けなく、徹底した理解をしているか試されます。塾やオンライン指導を受けるならその試験をくぐり抜けた学生に聞くのが1番効率的です。
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